はじめに
こんにちは、トラさんです。
私は現在、大型トレーラーの陸送ドライバーとして働いています。
大型トレーラーの仕事には、県外まで長時間走ってホテルに泊まる長距離運行と、会社の近くや首都圏を中心に商品車を運ぶ近場運行があります。
前回の記事では、近場運行で大変だと感じていることを7つ紹介しました。
近場運行は移動距離が比較的短い反面、荷積みや荷下ろしの回数が多く、夏場は身体的にきつい仕事です。
また、渋滞や追加の配車によって、終業時間が読みにくい日もあります。
しかし、近場運行には大変なことだけでなく、長距離運行にはない良さもあります。
この記事では、現役の大型トレーラー陸送ドライバーである私が、近場運行をしていて良かったと感じることを、実体験をもとに7つ紹介します。
会社や配車内容によって違いはありますが、大型トレーラーの近場運行に興味がある方の参考になれば嬉しいです。
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① 基本的に毎日自宅へ帰れる
近場運行の一番大きなメリットは、基本的に毎日自宅へ帰れることです。
長距離運行では、目的地へ到着したあとにホテルへ泊まり、翌日も夜中3時に出発することがあります。
一方、近場運行はその日の仕事が終われば、自宅へ帰ることができます。
仕事が忙しく、帰宅時間が遅くなる日もありますが、自分の家で食事や入浴を済ませ、慣れた布団で眠れることは大きなメリットです。
ホテルではなかなか眠れない人や、泊まり仕事が苦手な人には、近場運行のほうが働きやすいと思います。
② 生活リズムを作りやすい
近場運行では、毎日自宅へ帰れるため、長距離運行よりも生活リズムを作りやすいと感じます。
私の場合は夜中3時出勤なので、一般的な仕事と比べるとかなり早い時間から働きます。
それでも、仕事が終われば自宅へ戻れるため、
- 食事を取る時間
- お風呂に入る時間
- 寝る時間
- 翌日の準備
を自分なりに決めやすくなります。
長距離運行ではホテルへの到着時間や食事場所によって生活が変わりますが、近場であれば普段の生活に戻りやすいです。
③ 運転と荷扱いを切り替えながら働ける
近場運行は、長時間ずっと運転を続ける仕事ではありません。
積み込みをして納車先へ向かい、到着したら荷下ろしを行います。
その後、引き取り車を積んだり、会社へ戻って次の仕事へ向かったりします。
運転と荷扱いを繰り返すため、長時間座ったままになることが少なくなります。
同じ作業を長時間続けるよりも、運転と身体を動かす作業を切り替えながら働きたい人には向いていると思います。
もちろん荷扱いが多い日は疲れますが、運転だけを続ける長距離とは違った働き方です。
④ 積み込みや荷下ろしの経験を多く積める
近場運行では、1日の中で何度も荷積みや荷下ろしをすることがあります。
そのため、商品車の扱い方や固定作業を覚える機会が多くなります。
経験を積むことで、
- 車ごとの大きさや特徴
- 積み込む順番
- 荷台の動かし方
- 商品車同士の間隔
- 固定する位置
- 完成した荷姿
などを判断しやすくなります。
最初は積み込みに時間がかかっても、経験を重ねることで少しずつ作業がスムーズになります。
積み込みや荷下ろしの技術を身につけたい人にとっては、近場運行は経験を積みやすい仕事です。
⑤ さまざまな納車先や道路を経験できる
近場運行では、会社やオークション会場、販売店、車両置き場など、さまざまな場所へ行きます。
同じ首都圏内でも、納車先によって道路の広さや入り口、荷扱い場所が違います。
初めて行く場所では緊張しますが、経験を重ねることで、その地域の道路や混雑しやすい時間帯を覚えられます。
また、狭い場所への進入や切り返しを経験することで、大型トレーラーの動きも少しずつ分かるようになります。
簡単な場所ばかりではありませんが、さまざまな現場を経験できることは、運転技術の向上につながります。
⑥ 仕事を終えるたびに達成感がある
近場運行では、1日の中で複数の仕事を行うことがあります。
積み込み、納車、引き取り、帰社後の荷下ろしを一つずつ終わらせていくため、仕事の区切りを感じやすいです。
特に、予定していた納車や引き取りをすべて事故なく終えたときは、大きな達成感があります。
忙しい日は時間に追われることもありますが、その分、最後の仕事を終えて会社へ戻ったときには安心します。
複数の仕事を効率よく終えられた日は、自分の成長も感じられます。
⑦ 急な仕事に対応することで会社へ貢献できる
近場運行では、その日の配車表に入っていなかった引き取りや、急な依頼を頼まれることがあります。
予定外の仕事が入ると大変ですが、対応することで会社の仕事を止めずに済む場合があります。
また、急な休日出勤や配車変更へ協力する姿勢は、会社からの評価にもつながると私は感じています。
これは3台積みキャリアカーに乗っていた頃だけでなく、大型トレーラーになった現在も同じです。
ただし、会社へ協力することは大切でも、安全を犠牲にして無理をする必要はありません。
できる範囲で協力しながら、事故を起こさず確実に仕事を終えることが一番重要です。
近場運行は忙しいが、成長しやすい仕事
近場運行では、荷扱いの回数が多く、さまざまな納車先へ行きます。
そのため、仕事を覚えるまでは大変です。
しかし、積み込みや固定、狭い場所での運転、時間管理など、多くの経験を積むことができます。
毎日同じ作業を繰り返すだけではなく、配車内容や道路状況によって考えながら動かなければなりません。
忙しい仕事ではありますが、その分、運転技術や判断力が身につきやすい仕事だと思います。
近場運行が向いている人
私の経験では、近場運行は次のような人に向いています。
- 毎日自宅へ帰りたい人
- ホテル泊まりが苦手な人
- 運転と作業を切り替えながら働きたい人
- 積み込みや荷下ろしの技術を身につけたい人
- 複数の仕事を順番に進めることが好きな人
- さまざまな場所を走って経験を積みたい人
反対に、荷扱いの回数をできるだけ減らしたい人や、夏場の外作業が苦手な人には、長距離運行のほうが合う場合もあります。
まとめ
大型トレーラーの近場運行は、荷積みや荷下ろしの回数が多く、決して楽な仕事ではありません。
それでも、私が実際に働いて良かったと感じることは次の7つです。
- 基本的に毎日自宅へ帰れる
- 生活リズムを作りやすい
- 運転と荷扱いを切り替えながら働ける
- 積み込みや荷下ろしの経験を多く積める
- さまざまな納車先や道路を経験できる
- 仕事を終えるたびに達成感がある
- 急な仕事に対応することで会社へ貢献できる
近場運行には、長距離運行とは違った大変さがあります。
一方で、毎日自宅へ帰れることや、多くの荷扱い経験を積めることは大きなメリットです。
大変な部分と良い部分の両方を知ったうえで、自分に合った働き方を選ぶことが大切だと思います。
これから大型トレーラー陸送ドライバーを目指す方に、近場運行の魅力が伝われば嬉しいです。
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