【実体験】大型トレーラーの近場運行で大変なこと7選|荷扱いが多い仕事のリアル

大型トレーラー

はじめに

こんにちは、トラさんです。

私は現在、大型トレーラーの陸送ドライバーとして働いています。

仕事内容には、県外まで長時間走ってホテルに泊まる長距離運行だけでなく、会社やオークション会場、納車先などを何度も往復する近場運行もあります。

近場運行と聞くと、

「移動距離が短いから楽そう」
「毎日自宅へ帰れるなら長距離より働きやすそう」
「運転時間が短いなら疲れないのでは?」

と思う方もいるかもしれません。

しかし、近場運行は長距離より走る時間が短い反面、積み込みや荷下ろしの回数が多く、時間に追われながら複数の仕事をこなす大変さがあります。

特に夏場は、炎天下で何度も商品車を積み下ろしするため、体力的にかなり厳しく感じることもあります。

この記事では、現役の大型トレーラー陸送ドライバーである私が、近場運行で大変だと感じていることを、実体験をもとに7つ紹介します。

会社や配車内容によって違いはありますが、大型トレーラーの近場運行に興味がある方の参考になれば嬉しいです。

また、大型トレーラーやトラックドライバーへの転職を考えている方は、ドライバー専門の求人サイトも確認してみてください。

① 荷積みと荷下ろしの回数が多い

近場運行で特に大変なのは、荷扱いの回数が多いことです。

長距離運行では、現地に到着して荷下ろしと荷積みを行い、翌日に会社へ戻って荷下ろしをする流れが基本です。

一方、近場運行では、

  • 商品車を積み込む
  • 納車先へ運ぶ
  • 荷下ろしをする
  • 引き取り車を積む
  • 会社へ戻る
  • 再び荷下ろしや積み込みをする

という作業を、1日の中で何度も繰り返すことがあります。

大型トレーラーは一度に多くの商品車を運べますが、その分、積み込みや固定、荷下ろしにも時間と体力を使います。

運転距離が短くても、荷扱いの回数が多い日は、仕事が終わる頃にはかなり疲れます。

② 夏場の積み下ろしは身体的にきつい

近場運行では、外で作業する回数が多くなります。

特に夏場は、炎天下の中で商品車を何度も積み下ろししなければなりません。

トレーラーの荷台は鉄でできているため、日差しを受けると非常に熱くなります。

商品車への乗り降りや固定作業を繰り返していると、汗を大量にかき、体力を消耗します。

近場では次の仕事もあるため、荷下ろしが終わってもゆっくり休めるとは限りません。

水分や塩分をこまめに補給し、体調に異変を感じた場合は無理をしないことが重要です。

長距離は運転時間が長い大変さがありますが、夏場の身体的な負担だけで比べると、荷扱い回数の多い近場のほうがきついと感じることもあります。

③ 狭い場所での運転や荷扱いがある

近場運行では、オークション会場や店舗、車両置き場など、さまざまな場所へ行きます。

すべての場所が、大型トレーラーを簡単に出入りさせられるほど広いとは限りません。

  • 入り口が狭い
  • 駐車車両が多い
  • 荷扱い場所までの通路が狭い
  • 切り返すスペースが少ない
  • 歩行者や作業員が近くにいる

といった場所もあります。

大型トレーラーで私が特に注意しているのは、曲がるときに荷台前方の先端部分が外側へ出ることです。

しかも、先端の出方は毎回同じではありません。

荷台前方に積む車の大きさや形、積む位置によって、外側への張り出し方が変わります。

例えば、前方に車体の長い車や大きな車を積んでいる場合は、そのぶん外側へ出やすくなります。

そのため私は、出発前や狭い場所へ入る前に、

  • 前方にどの車を積んでいるか
  • 荷台の先端からどれくらい出ているか
  • 曲がったときにどこまで外側へ張り出すか

を確認するようにしています。

壁やフェンス、標識、駐車車両が近い場所では、少しの判断ミスでも接触につながります。

大型トレーラーでは、車体の長さだけでなく、その日に積んでいる車によって荷台前方の動きが変わることを常に意識する必要があります。

④ 納車先ごとにルールや荷扱い場所が違う

同じように見える店舗や車両置き場でも、荷扱いのルールはそれぞれ違います。

例えば、

  • 指定された場所でしか積み下ろしできない
  • 入場する向きが決められている
  • 受付を済ませてから作業する
  • 商品車を並べる場所が決まっている
  • 混雑時には待機場所で待つ

など、納車先ごとにルールがあります。

初めて行く場所では、どこにトレーラーを停めればよいのか分からないこともあります。

分からないまま進めると、ほかの車両や店舗の業務を邪魔してしまう可能性があります。

そのため、事前に確認したり、現地の担当者へ聞いたりすることが必要です。

複数の納車先を回る日は、それぞれのルールを間違えないよう注意しなければなりません。

⑤ 渋滞の影響を受けやすい

近場運行では、首都圏や交通量の多い道路を走ることがあります。

距離だけを見ると近くても、朝夕の渋滞や事故、道路工事によって、移動に予想以上の時間がかかることがあります。

1件目の到着が遅れると、その後の積み込みや納車にも影響します。

しかし、遅れを取り戻そうとして焦るのは危険です。

大型トレーラーは急な車線変更や無理な運転ができる車両ではありません。

渋滞を考えて時間に余裕を持ち、安全を優先して走る必要があります。

近場だから予定どおりに進みやすいとは限らない点も、この仕事の難しさです。

⑥ 次の配車を考えながら仕事を進める必要がある

近場運行では、一つの仕事が終わったあとに、次の積み込みや納車が待っていることがあります。

現在の仕事だけでなく、

  • 次はどこへ行くのか
  • 何台積むのか
  • 何時までに到着する必要があるのか
  • どの道を通るのか
  • 休憩をどこで取るのか

まで考えながら動かなければなりません。

一つの作業が予定より長引くと、その後の配車にも影響します。

また、その日の配車表には入っていなかった仕事や、急な引き取りを頼まれることもあります。

会社へ協力する姿勢は大切ですが、安全を犠牲にして急いではいけません。

忙しい日ほど、落ち着いて優先順位を考える必要があります。

⑦ 終業時間が読みにくく、残業が増えることがある

近場運行は毎日自宅へ帰れる点がメリットですが、必ず早く終わるとは限りません。

積み下ろしの回数、納車先での待ち時間、渋滞、追加の仕事などによって、終業時間は大きく変わります。

最後の荷下ろしが終わったあとに、翌日のための積み込みを行う場合もあります。

予定どおり進めば早めに終われる日もありますが、仕事が重なると残業が長くなることもあります。

私の場合、普段は夜中3時に出勤し、終わる時間は15時から18時頃になることがあります。

出勤時間が早いため、夕方まで仕事が続くと拘束時間も長くなります。

近場だから短時間で終わるとは限らないことは、仕事を始める前に知っておいたほうがよいと思います。

近場運行で私が意識していること

近場運行で私が特に意識しているのは、忙しいときほど焦らないことです。

荷扱いの回数が多く、次の仕事が待っていると、少しでも早く終わらせたい気持ちが出てきます。

しかし、焦って積み込みや固定作業を行うと、商品車の傷や接触事故につながる可能性があります。

そのため、

  • 積み込み前に荷姿を考える
  • 固定状態を必ず確認する
  • 狭い場所では降りて確認する
  • 納車先のルールを守る
  • 遅れても無理な運転をしない
  • 暑い日は水分と休憩を取る

ことを大切にしています。

予定より少し遅れることよりも、事故を起こさず確実に仕事を終えることのほうが重要です。


近場運行にも良いところはある

近場運行には大変な部分がありますが、悪いことばかりではありません。

泊まりがないため、基本的には毎日自宅へ帰れます。

また、長時間同じ道路を走り続ける仕事ではないため、運転と作業を切り替えながら働けます。

複数の仕事を無事に終えたときには、大きな達成感もあります。

積み込みや荷下ろしの経験を多く積めるため、商品車の扱い方やトレーラーの操作も上達しやすいと感じています。

まとめ

大型トレーラーの近場運行は、移動距離だけを見ると長距離より楽に見えるかもしれません。

しかし実際には、次のような大変さがあります。

  1. 荷積みと荷下ろしの回数が多い
  2. 夏場の積み下ろしが身体的にきつい
  3. 狭い場所での運転や作業がある
  4. 納車先ごとにルールや荷扱い場所が違う
  5. 渋滞の影響を受けやすい
  6. 次の配車を考えながら仕事を進める必要がある
  7. 終業時間が読みにくく、残業が増えることがある

近場運行は、運転だけでなく、積み込み、固定、荷下ろし、時間管理などを繰り返す仕事です。

特に夏場や仕事量が多い日は体力的に大変ですが、毎日自宅へ帰れることや、多くの経験を積める良さもあります。

これから大型トレーラー陸送ドライバーを目指す方に、近場運行のリアルな大変さが伝われば嬉しいです。

大型トレーラーやトラックドライバーへの転職を考えている方は、ドライバー専門の求人サイトも確認してみてください。

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