はじめに
こんにちは、トラさんです。
私は約6年間、3台積みキャリアカーの陸送ドライバーとして働いていました。
商品車を運ぶ仕事はやりがいがありますが、その分、常に事故や車両の損傷と隣り合わせです。
今回は、私が実際にヒヤッとした経験や、仕事を通して学んだ安全運転の大切さについてお話しします。
ヒヤッとした場面① 狭い店舗への納車
店舗によっては、荷扱いスペースがとても狭い場所があります。
乗用車なら問題なく通れるような場所でも、キャリアカーでは切り返しが必要になることも珍しくありません。
焦って操作すると商品車や周囲の設備に接触する危険があるため、落ち着いて確認しながら作業することが大切でした。
ヒヤッとした場面② 納車先ごとにルールが違う
キャリアカーは、店舗ごとに荷降ろし場所や車を並べる位置が違います。
初めて行く店舗では、
- どこで荷降ろしするのか
- どこへ並べるのか
- 入場・退出ルート
などを確認してから作業していました。
分からないまま進めるより、店舗の担当者に確認するほうが結果的に安全です。
ヒヤッとした場面③ 天候の変化
雨の日は積載車のフロアやステップが滑りやすくなります。
商品車へ乗り降りするときも、普段以上に慎重な行動を心掛けていました。
ヒヤッとした場面④ 高さ制限には特に注意が必要
キャリアカーで一番神経を使うことの一つが、車両全体の高さです。
積む車種によって荷姿の高さは毎回変わるため、「いつもと同じ高さ」とは限りません。
そのため私は、積み込みが終わったら、その日の荷姿が何メートルなのかを必ず把握するようにしていました。
自分の車両の高さを理解していなければ、高さ制限のある道路を安全に走ることはできません。
特に注意していたのは、
- 高さ制限のある道路
- ガード下
- 高架橋
- 歩道橋
- 工事による一時的な高さ制限
です。
歩道橋の工事や道路工事では、仮設の足場などによって普段より高さ制限が低くなっていることがあります。
そのため、「いつも通っている道だから大丈夫」と思い込まず、周囲の状況や標識を確認しながら走ることが大切です。
また、意外と見落としやすいのが道路脇の木です。
枝が道路側へ伸びている場所では、荷姿が高いキャリアカーだと枝に接触してしまう可能性があります。
特に住宅街や店舗周辺では、標識だけでなく木の枝の高さにも注意しながら走行していました。
キャリアカーは、前だけを見て運転する仕事ではありません。
前方・上方・左右の空間を常に意識しながら走ることが、安全運転につながると私は考えています。
現在の大型トレーラーでも変わらないこと
現在、大型トレーラーの陸送ドライバーとして働いていますが、この考え方は今も変わりません。
荷物が変われば車両の高さも変わります。
だからこそ、
- 荷姿の高さを把握する
- 高さ制限を確認する
- 工事による規制に注意する
- 木の枝など周囲の状況にも気を配る
という基本を徹底しています。
「自分の車両の高さを知ること」は、大型車に乗るドライバーとして最も大切な安全確認の一つだと、キャリアカー時代も現在も強く感じています。
ヒヤッとした場面⑤ リアオーバーハングに注意する
キャリアカーを運転していて、私が常に意識していたのがリアオーバーハングです。
リアオーバーハングとは、後輪より後ろにある車体部分のことです。
大型車はその場からハンドルを大きく切って曲がると、リアオーバーハングが外側へ大きく振れます。
キャリアカーの場合は、条件によっては50〜60cm程度、あるいはそれ以上外側へ膨らむこともあります。
そのため、
- 隣に停まっている車
- ガードレール
- 電柱
- 標識
- フェンス
などに接触する危険があります。
私は交差点や店舗へ入るときは、
「リアがどこまで振れるか」
を常にイメージしながら運転していました。
急いでハンドルを全切りするのではなく、周囲を確認しながら余裕を持って曲がることで、接触事故を防ぐことができます。
このリアオーバーハングを意識するだけでも、安全性は大きく変わると思います。
まとめ
3台積みキャリアカーは、ただ車を運ぶだけの仕事ではありません。
私が約6年間働いて感じたのは、運転技術だけでなく、安全への意識が何より大切だということです。
私自身が特に意識していたのは、
- 積み込み後の荷姿の高さを必ず把握すること
- 高さ制限のある道路やガード下、歩道橋に注意すること
- 工事による一時的な高さ制限にも気を配ること
- 道路脇の木の枝など、標識以外の障害物にも注意すること
- リアオーバーハングや内輪差を常に意識して運転すること
- 分からないことは確認し、焦らず作業すること
こうした基本を徹底することで、事故のリスクを大きく減らせると感じています。
現在は大型トレーラーの陸送ドライバーとして働いていますが、この考え方は今でも変わりません。
「自分の車両を知り、周囲の状況を確認し、安全を最優先に行動する」
これはキャリアカーでも大型トレーラーでも共通する、プロドライバーとして最も大切な姿勢だと思っています。
これから3台積みキャリアカーの仕事を目指す方は、焦らず一つひとつ経験を積みながら、安全第一で仕事に取り組んでください。
安全運転を積み重ねることが、自分自身を守るだけでなく、お客様の大切な商品車や会社からの信頼を守ることにもつながります。


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