はじめに
こんにちは、トラさんです。
私は現在、大型トレーラーの陸送ドライバーとして働いていますが、その前は約6年間、3台積みキャリアカーに乗っていました。
キャリアカーを見たことはあっても、
「何時から仕事が始まるの?」
「1日に何台くらい運ぶの?」
「商品車の積み降ろしは誰がするの?」
と疑問に思う人も多いと思います。
私が乗っていた頃は、朝6時から7時ごろに出勤し、首都圏の店舗を回りながら、1日に10台前後の商品車を運んでいました。
今回は、当時の実体験をもとに、3台積みキャリアカーの1日の仕事の流れを紹介します。
これからキャリアカーや陸送ドライバーを目指している人の参考になれば嬉しいです。
朝6時から7時ごろに出勤
出勤時間は、その日の配送内容によって多少変わりますが、だいたい朝6時から7時の間でした。
出勤したら、まずその日の配車内容を確認します。
確認する主な内容は、次のようなものです。
- どの商品車を運ぶのか
- どの店舗へ納車するのか
- 何時までに届ける必要があるのか
- どの店舗から車を引き取るのか
- 1日に何回往復する予定なのか
首都圏は交通量が多く、時間帯によって渋滞も発生します。
そのため、配送先だけでなく、道路状況や店舗を回る順番も考えながら1日の動きを確認していました。
出発前にキャリアカーを点検する
配車内容を確認した後は、キャリアカーの日常点検を行います。
一般的なトラックと同じように、タイヤや灯火類などを確認しますが、キャリアカーの場合は商品車を積むための荷台や固定器具も重要です。
主に確認していたのは、次のような部分です。
- タイヤの空気圧や傷
- ヘッドライトやウインカー
- 車両からのオイル漏れ
- 荷台が正常に動くか
- 固定用のベルトや器具
- 荷台に工具や障害物が残っていないか
商品車を積んでからトラブルが起きないように、出発前の点検は欠かせません。
最初は会社で商品車を積み込む
点検と配車内容の確認が終わったら、最初は会社に置いてある商品車をキャリアカーへ積み込むことが多かったです。
まず、運ぶ車の車両番号を確認します。
同じ車種や同じ色の車が並んでいることもあるため、違う車を積まないように注意が必要です。
その後、車体に傷やへこみがないか確認します。
もともと付いている傷を見落としてしまうと、納車先で自分が付けた傷だと思われる可能性があります。
時間に追われていても、車両番号と傷の確認は省略できません。
自分で商品車を運転して積み込む
商品車の確認が終わったら、自分で運転してキャリアカーの荷台へ積み込みます。
3台積みキャリアカーなので、その日の配送内容に合わせて最大3台の商品車を載せます。
ただし、どの車でも同じように積めるわけではありません。
車種によって、
- 全長
- 車幅
- 車高
- 最低地上高
- 前後のオーバーハング
などが違います。
そのため、どの車をどの位置へ積むか、順番を考える必要があります。
車高の低い車は、バンパーや車体の下を荷台に擦らないように注意します。
車幅の広い車は、タイヤやホイールが荷台に接触しないよう、左右を細かく確認しながら進めます。
荷台の上は余裕が少ないため、少しのハンドル操作のずれでも商品車を傷つける可能性があります。
タイヤをしっかり固定する
商品車を積み込んだ後は、走行中に車が動かないようにタイヤを固定します。
固定が不十分だと、急ブレーキやカーブ、道路の段差などで商品車が動いてしまう危険があります。
積み込み後は、次のような部分を確認していました。
- 固定器具が正しく掛かっているか
- ベルトに緩みがないか
- 商品車同士の間隔は十分か
- 車体が荷台に接触していないか
- 荷台が走行できる位置に戻っているか
時間がないときほど、焦って確認が雑になりやすいです。
しかし、商品車を安全に運ぶためには、固定確認を急いではいけません。
首都圏の店舗へ向かう
商品車の積み込みと固定が終わったら、首都圏の店舗へ向かいます。
私は主に販売店などを回っていました。
首都圏は道路が混雑しているだけでなく、店舗の入り口や敷地が狭いこともあります。
キャリアカーは普通の乗用車よりも車体が長く、高さもあるため、店舗へ入る前に周囲をよく確認する必要があります。
特に意識していたのは、次のようなことです。
- 店舗へ安全に進入できるか
- 積み降ろしするスペースがあるか
- 周囲に歩行者や自転車がいないか
- 荷降ろし後に安全に出られるか
- 看板や屋根に接触しないか
入ることだけを考えてしまうと、作業後に出られなくなることもあります。
そのため、店舗へ入る前に出口まで考えることが大切でした。
店舗で商品車を降ろす
店舗へ到着したら、周囲の安全を確認してから商品車を降ろします。
積み込みと同じように、自分で商品車を運転して荷台から降ろしていました。
商品車を降ろす際も、バンパーや車体の下、ホイールなどを傷つけないように慎重に操作します。
雨の日は荷台が滑りやすくなるため、車両の乗り降りや固定器具を外す作業にも注意が必要です。
商品車を無事に降ろした後は、店舗の担当者へ引き渡します。
店舗から別の商品車を引き取る
納車が終わった後は、店舗にある別の商品車を引き取ります。
ここでも、会社で積み込むときと同じように、車両番号や傷の有無を確認します。
確認後、自分で商品車を運転してキャリアカーへ積み込み、タイヤを固定します。
引き取った商品車は、そのまま別の店舗へ配送するのではなく、一度会社へ持ち帰っていました。
引き取った商品車を会社へ持ち帰る
店舗から引き取った商品車を積んだら、会社へ戻ります。
会社へ到着したら、引き取ってきた商品車を荷台から降ろします。
すべての商品車を降ろしたら、次に店舗へ届ける車を会社で改めて積み込みます。
その後、再び首都圏の店舗へ向かいます。
1日の基本的な流れは、
会社で商品車を積み込む
→ 店舗へ納車する
→ 店舗から別の商品車を引き取る
→ 会社へ戻って商品車を降ろす
→ 次の商品車を積み込む
→ 再び店舗へ向かう
という繰り返しでした。
1日に10台前後の商品車を運んでいた
私の場合、1日に運ぶ商品車は10台前後でした。
3台積みキャリアカーなので、1回の運行だけで10台を運べるわけではありません。
会社と店舗の間を何度か往復しながら、納車と引き取りを繰り返していました。
商品車を運ぶたびに、
- 車両番号の確認
- 傷の確認
- 積み込み
- タイヤの固定
- 荷降ろし
- 担当者への引き渡し
を行います。
そのため、キャリアカーの仕事は、トラックを運転している時間だけではありません。
外での積み降ろし作業や確認作業も多く、体力と集中力が必要でした。
首都圏ならではの渋滞も大変だった
首都圏を回る仕事では、渋滞の影響を受けやすいです。
朝や夕方の混雑だけでなく、事故渋滞や工事によって予定どおりに進まないこともあります。
店舗での作業が長引くと、その後の配送時間にも影響します。
しかし、遅れているからといって、商品車の確認や固定を急ぐのは危険です。
時間に追われているときほど、焦らず一つずつ確認することが大切でした。
また、店舗によっては交通量の多い道路沿いにあり、大きなキャリアカーで出入りしなければならないこともあります。
周囲の乗用車だけでなく、歩行者や自転車、バイクにも注意しながら作業していました。
毎日同じ店舗を回るとは限らない
配送先は日によって変わるため、毎日同じ店舗を回るとは限りませんでした。
初めて行く店舗や、入り口が分かりにくい場所へ行くこともあります。
キャリアカーは乗用車のように簡単に方向転換できないため、道を間違えると戻るのが大変です。
そのため、出発前に道路や店舗の入り口を確認することも重要でした。
ナビが案内する道でも、大型車には狭すぎたり、高さ制限があったりする可能性があります。
ルートを考えることも、キャリアカーの大切な仕事の一つです。
仕事が終わるのは17時から19時ごろ
納車と引き取りを繰り返し、その日の予定が終わったら会社へ戻ります。
最後に引き取ってきた商品車がある場合は、会社で荷台から降ろします。
その後、運行内容の確認や報告、固定器具などの片付けを行います。
仕事が終わる時間は、その日の配送台数や道路状況によって変わりますが、だいたい17時から19時ごろでした。
朝6時から7時ごろに出勤していたため、勤務時間が長くなる日もあります。
特に渋滞がひどい日は、予定より遅くなることもありました。
それでも、すべての商品車を無事に運び終えたときには、大きな達成感がありました。
3台積みキャリアカーの1日の流れ
当時の1日の流れを簡単にまとめると、次のようになります。
朝6時から7時ごろに出勤
→ 配車内容と車両を確認
→ キャリアカーを点検
→ 会社で商品車を積み込む
→ 首都圏の店舗へ納車
→ 店舗から商品車を引き取る
→ 会社へ戻って荷降ろし
→ 次の商品車を積み込む
→ 再び店舗へ向かう
→ 17時から19時ごろに仕事終了
この流れを1日の中で何度か繰り返し、10台前後の商品車を運んでいました。
キャリアカーの仕事は運転だけではない
キャリアカーの仕事というと、商品車を荷台に載せて運転するだけに見えるかもしれません。
しかし実際には、運転以外にも多くの作業があります。
- 配車内容の確認
- トラックと荷台の点検
- 商品車の番号や傷の確認
- 自分で商品車を運転して積み込む
- タイヤを確実に固定する
- 店舗で商品車を降ろす
- 別の商品車を引き取る
- 会社へ戻って降ろす
- ルートや道路状況を考える
どれか一つでも確認を怠ると、商品車の傷や交通事故につながる可能性があります。
運転技術だけでなく、慎重さや責任感も必要な仕事です。
約6年間続けて身についたこと
私は3台積みキャリアカーに約6年間乗りました。
首都圏の混雑した道路や狭い店舗を回り、毎日商品車を積み降ろしたことで、多くのことを学びました。
特に身についたのは、次のようなことです。
- 大型車の車体感覚
- 商品車を慎重に扱う意識
- 狭い場所へ入る前に状況を確認する習慣
- 時間に追われても焦らないこと
- 不安なときは降りて自分の目で確認すること
- 周囲の歩行者やバイクまで注意すること
これらの経験は、現在の大型トレーラーの仕事にも役立っています。
3台積みキャリアカーで経験を積んだからこそ、さらに大きな車両へステップアップできたと感じています。
まとめ
私が3台積みキャリアカーに乗っていた頃は、朝6時から7時ごろに出勤し、首都圏の店舗を回って1日に10台前後の商品車を運んでいました。
最初は会社で商品車を積み込み、店舗へ納車します。
その後、店舗から別の商品車を引き取り、一度会社へ戻って降ろします。
そして、次の商品車を会社で積み込み、再び店舗へ向かう流れを繰り返していました。
仕事が終わるのは、だいたい17時から19時ごろです。
運転だけでなく、商品車の確認、積み込み、固定、荷降ろしを何度も行うため、体力と集中力が必要な仕事でした。
簡単な仕事ではありませんが、商品車を傷つけず、すべての配送を無事に終えたときには大きな達成感があります。
これから3台積みキャリアカーや陸送ドライバーを目指している人の参考になれば嬉しいです。



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