はじめに
こんにちは、トラさんです。
私は現在、大型トレーラーの陸送ドライバーとして働いていますが、その前は約6年間、3台積みキャリアカーに乗っていました。
前回の記事では、3台積みキャリアカーで大変だったことを紹介しました。
商品車を傷つけられないプレッシャーや、積み込み、車両の固定、高さ制限など、決して簡単な仕事ではありません。
しかし、大変なことばかりではなく、キャリアカーだからこそ感じられる魅力や、やりがいもたくさんありました。
今回は、私が約6年間働いて感じた「3台積みキャリアカーに乗って良かったこと」を紹介します。
これからキャリアカーや陸送ドライバーを目指している人の参考になれば嬉しいです。
3台積みキャリアカーとは
3台積みキャリアカーとは、乗用車などを最大3台積載して運ぶトラックです。
販売店やオークション会場、車両置き場などで車を引き取り、指定された場所まで安全に運びます。
一般的な配送トラックと違い、運ぶのは段ボールや建材ではなく、お客様の大切な商品車です。
そのため、運転だけでなく、車両の確認や積み込み、固定、荷降ろしまで担当します。
覚えることは多いですが、経験を積むほど自分の成長を感じられる仕事です。
3台積みキャリアカーに乗って良かったこと7選
① 毎日さまざまな車に触れられる
キャリアカーの大きな魅力は、毎日さまざまな車に触れられることです。
軽自動車やコンパクトカー、ミニバン、SUVなど、仕事を通じて多くの車種を扱います。
車両を荷台へ積み込むため、実際に商品車を運転する機会もあります。
車種によって、
- 車幅
- 全長
- 車高
- 最低地上高
- ハンドルの切れ方
- ブレーキの感覚
などが違います。
さまざまな車に触れることで、車についての知識も自然と増えていきました。
もともと車が好きだった私にとって、毎日違う車を扱えることは、この仕事を続けられた大きな理由の一つです。
② 大型車の運転技術が身についた
3台積みキャリアカーは、普通のトラックより車体が長く、車を積むと高さも出ます。
最初は、右左折や狭い場所への出入りに苦労しました。
しかし、毎日運転を続けることで、少しずつ車体感覚が身についていきました。
特に身についたのは、
- 左右に曲がるときの後輪の動き
- 荷台後部の振り出し
- 車幅の感覚
- ミラーを使った安全確認
- 狭い場所での切り返し
- 高さ制限への意識
です。
大きな車を安全に動かせるようになると、自分の成長を実感できます。
この経験は、現在乗っている大型トレーラーでも役立っています。
③ 積み込みが上達すると達成感がある
キャリアカーの荷台へ商品車を積み込む作業は、最初から簡単にできるものではありません。
車種によって大きさや車高が違うため、それぞれに合った積み方を考える必要があります。
車高の低い車は下回りを擦らないように注意し、車幅の広い車は左右の間隔を細かく確認します。
さらに、3台を積む場合は、車同士が接触しないように配置しなければなりません。
最初は時間がかかっていた作業も、経験を積むことで少しずつスムーズになります。
3台をきれいに積み込み、しっかり固定できたときには大きな達成感がありました。
④ 一人で黙々と仕事ができる
私は人と話すことが得意なタイプではなく、自分から積極的に仕掛ける営業も苦手でした。
プロパンガスの営業を経験したことで、改めて「自分には運転の仕事のほうが合っている」と感じました。
キャリアカーの仕事でも、引き取り先や納車先での挨拶や確認は必要です。
しかし、仕事の中心は運転や積み降ろし作業です。
運転中は基本的に一人なので、自分のペースで落ち着いて仕事ができます。
もちろん責任はありますが、一人で黙々と作業することが好きな私には合っていました。
⑤ 仕事を終えたときの達成感が大きい
商品車を無事に積み込み、指定された場所まで運び、傷をつけずに納車できたときには安心感があります。
特に、
- 積み込みが難しい車
- 狭い場所への納車
- 距離のある配送
- 高級車や新車の配送
- 天候が悪い日の作業
などを無事に終えた日は、普段以上に達成感がありました。
キャリアカーの仕事は、積み込みから納車まで自分で担当します。
そのため、「自分が責任を持って最後まで届けた」という実感を得やすい仕事です。
⑥ 安全確認の習慣が身についた
キャリアカーでは、少しの確認不足が商品車の傷や事故につながる可能性があります。
そのため、自然と何度も確認する習慣が身につきました。
出発前には、
- 商品車の固定状態
- 荷台が正しい位置に戻っているか
- 車両同士の間隔
- 高さに問題がないか
- 周囲に人や障害物がないか
- 工具や備品が残っていないか
などを確認します。
狭い場所では、ミラーだけで判断せず、一度トラックから降りて自分の目で確認することも大切です。
キャリアカーで身についた安全確認の習慣は、今の大型トレーラーの仕事にもつながっています。
⑦ 大型トレーラーへステップアップできた
私にとって、3台積みキャリアカーの最大のメリットは、その経験を生かして大型トレーラーへステップアップできたことです。
キャリアカーに約6年間乗ったことで、大型車の運転や商品車の扱い、安全確認について多くのことを学びました。
大型トレーラーは、キャリアカーよりもさらに車体が長く、バックや右左折も難しくなります。
それでもキャリアカーで身につけた、
- 車体感覚
- ミラーの使い方
- 周囲を見る習慣
- 無理をしない判断
- 商品車を慎重に扱う意識
があったため、これまでの経験を生かすことができました。
3台積みキャリアカーで過ごした約6年間は、現在の仕事へ進むための大切な経験だったと思います。
キャリアカーは車好きにとって魅力のある仕事
キャリアカーの仕事は、運転だけをしていればいい仕事ではありません。
商品車の確認、積み込み、固定、荷降ろしなど、外での作業もあります。
雨や暑さ、寒さの中で作業することもあり、体力も必要です。
しかし、車が好きな人にとっては、
- 毎日さまざまな車に触れられる
- 大型車の運転技術を磨ける
- 積み込み技術が身につく
- 一人で仕事を進める時間が長い
- 無事に納車したときの達成感がある
といった魅力があります。
大変さとやりがいの両方がある仕事です。
3台積みキャリアカーに向いている人
約6年間働いた経験から、次のような人はキャリアカーに向いていると思います。
車が好きな人
毎日さまざまな車種を扱うため、車が好きな人は楽しみながら仕事を覚えやすいです。
慎重に確認できる人
商品車を傷つけないためには、細かな確認を繰り返す必要があります。
「これくらい大丈夫」と油断せず、確実に作業できる人に向いています。
一人で黙々と働くのが好きな人
接客や営業が中心ではなく、運転や積み降ろし作業が中心です。
一人で集中して働きたい人には合いやすい仕事です。
向上心がある人
積み込みや大型車の運転は、経験を積むほど上達します。
難しい作業にも挑戦し、技術を身につけたい人に向いています。
将来さらに大きな車へ乗りたい人
キャリアカーで身につけた車体感覚や安全確認は、大型トレーラーなどへ進む際にも役立ちます。
大型車の経験を積みたい人にもおすすめです。
まとめ
3台積みキャリアカーは、商品車を扱う責任があり、積み込みや固定にも技術が必要な仕事です。
決して楽な仕事ではありませんが、それ以上に多くの魅力ややりがいがあります。
私が約6年間乗って感じた良かったことは、次の7つです。
- 毎日さまざまな車に触れられる
- 大型車の運転技術が身につく
- 積み込みが上達すると達成感がある
- 一人で黙々と仕事ができる
- 無事に納車したときの達成感が大きい
- 安全確認の習慣が身につく
- 大型トレーラーへステップアップできた
大変なこともありましたが、3台積みキャリアカーで積んだ経験は、今の自分にとって大きな財産になっています。
車が好きで、大型車の運転や陸送の仕事に興味がある人は、キャリアカーへの転職を選択肢の一つとして考えてみてもよいと思います。



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